- 川崎ピアノ教室講師が、独断と偏見でお送りする -
ピアノ 初心者講座
No.016 〜 演奏には技術だけでなく知識も必要? 〜
楽典って何だろう?

さて、ピアノ初心者講座16回目のお題は、「楽典」についてお話します。
楽典という言葉ご存知の方もいらっしゃるかと思うのですが、この楽典というのは、現在の主要な音楽の基本的なルールブックのようなものです。音楽理論という言い方をされることもあるかと思います。
通常、大人になってからピアノ教室に通った場合などは、あえてこの分野に関して勉強したりはしないのかもしれませんし、ちなみにわたし自身も、小さい頃に当時習っていた先生から教えて頂いていたものの、当時、全く内容を把握するに至りませんでした(汗)
しっかりと勉強したのは大学受験の際で、本当の意味で内容把握に至ったのは、作曲家として日常的に曲作りに携わってからだったように思います。
楽典という分野は、あくまで音楽の専門分野ですから、端から見ているとあんまりよく分からない部分が多いため難しく思われがちですが、内容は実はあんまり難しいものではありません。
ですので、機会があれば勉強してみることをお勧めします。きっと楽譜の見え方が変わってくると思いますので。
音楽の作り方は、もちろん時代によって変化を続けているわですが、例えばバッハの時代と現在の音楽の仕組みを比べた場合、圧倒的な違いというものは無いように感じます。あくまで延長上のお話といった感じです。
バッハだクラシックだ楽典だと、聞いただけでなんとなく固そうに、複雑そうに感じたりもするわけで、かつではわたし自身もそう思っていただけに、この世間的な勘違いはちょっと残念ですね。。
なんだか今になって思うのは、難しそうだったのは先生の教え方(笑)だったようにすら感じます。
固いのは、学校の音楽室の壁にかかっている顔写真の描き方と、彼らの髪型だけです(笑)
ちなみに、楽典というのはあくまでヨーロッパで進歩発展してきた西洋音楽がベースになっているお話なので、なんとなくクラシック、楽典、などというと、音楽全体のことをさしているように感じる訳ですが、これは間違いだったりします。
この辺のお話も、また思うところをお話できればと思っています。
次回は、楽典のもっと細かい分野に関して、少しずつご紹介していきます。
お楽しみに!